FaceLight再び

VoidLing

2007年07月03日 17:34


いきなりですが、女性アバターを用意してみました。
シェイプは短時間ででっちあげた自作。
スキンはCryoGen LabのDEMOを使用させてもらいました。
ガテン系です。



なんでこのアバターを用意したかというと、FaceLightに関する検証画像をつくるためでして^^;
(これまで検証時は相方のケトから拝借したシェイプとスキンを使わせてもらっていたんですが
 髪の毛のない状態の画像をブログにアップするのはさすがに申し訳ないと思った次第で。)
さて、このブログをはじめるきっかけとなったFaceLight。
光源数の制限があることを知らずに最初につくったものは、5個も光源を使ったものでした^^;
お叱りを受けるのも当然、と今なら理解できます。
というわけで、地道に光源の特性などを検証していましたが、ある程度判明したところで
新しいFaceLightの作成にとりかかることにしました。

まず、FaceLightを作るうえで知っておきたいことをいくつか列挙。

 ・SLviewerで表示できる照明効果は、6個の光源まで。
 ・6個の光源が選ばれる際の優先順位は、「自分(アバターの座標点)に届いた光の強さ」。
 ・光の発生する場所は、光源プリムの座標点。
 ・光源の光の強さは、光源プリムのサイズ、形には影響しない。
 ・光源の光の強さは、光源設定の「範囲」や「弱さ(減衰)」に関わりなく一定。

それからもうひとつ重要なポイントとして

 ・光源と対象物の面との相対角度によって、照明効果の「明るさ」が変化する

という特性があります。
これが実はかなり曲者です。



画像の上の数字は、照らされている対象の板面の角度です。
光源と板面の中心軸との距離は変わらないのに、角度が急になるほど暗くなっています。



この画像からわかるように、光源から離れるほど面との相対角度が緩くなり、その結果
明るく照らされる範囲も広がります。
また光源と対象面の各頂点の相対距離の差も少なくなるので、照明強度も均一に
近づいていきます。

FaceLightを作る場合、もし自分のことだけを考えるだけでいいのなら、この特性を利用して
「光源とアバター(自分)との距離を大きく離してまんべんなく照らしたほうがいい」でしょう。
しかし、これをやってしまうと「自分のフェイスライトが、他のアバターの顔のすぐそばにきてしまって
煌々と照らしている」という問題が発生するのは目に見えています。

 ※「半径」や「弱さ(減衰)」の設定を駆使して調節しても、光源そのものの強さは変化しないので
  光源がすぐそばにきてしまったアバターは、その強い光をもろに受けることになります。


あらためてフェイスライトの理想を考えてみると

 1)自然な光量でまんべんなく照らされる
 2)他のアバターへの影響が少ない
 3)光源数は少ない

という3点があげられるでしょう。
すべてを100%満足させる方法はおそらくありません・・・どこかで妥協が必要です。
そこで私は「自分(アバター)から近い距離に弱い光源を2つ設置する」という方法を選択しました。
その結果が以下の画像です。


※クリックすると実寸画像がポップアップします。

上から順に、「正午」「日の出」「深夜」。
左から順に、NONE(=フェイスライトなし)、Void(=私が作成した光源2個のフェイスライト)、A~C(=他の方が作成した光源1個のフェイスライト)です。

自分を照らす光量は、VoidとAが近いでしょうか。
一番の違いは、顔や鼻筋の横にできる陰の濃さでしょう。
BとCは弱くやわらかい照明効果が特徴です。

次に、他への影響を確認してみます。



自分(アバター)から50cmおきに円形の板を並べたものです。
VoidとBが近いですね。Aは50cmの位置にある板がやや強めに照らされています。
Cは光源が50cmの位置の板よりも向こうにあり、1mの位置にある板が照らされています。

私が作成しているフェイスライトの問題点は、言うまでもなく「光源が2個」というところでしょう。
これによって、光源数の制限である6個のうちの3分の1を消費していることになります。
フェイスライトを使うこと自体にも賛否両論あるようですから、もしこれを配布する際には、
必ず注意書きを同梱するつもりです。
また、「この検証に用いた光量のタイプ」と「Bに近い光量に調整したタイプ」、装着場所を
「アゴ(chin)」と「口(mouth)」にしたものをそれぞれ用意し、全部で4タイプ同梱しようと
考えています。

実際に配布するかどうか、配布開始をいつにするかなどを充分に考えて、焦らず急がず行動する
つもりですので、ご意見がありましたらこの記事へのコメントやIMなどで、ぜひお聞かせください。
Prim&Object